2024年12月 リリースノート
SpotnanaのTravel-as-a-Serviceプラットフォームに追加された最新の機能や改善点をご紹介します。各機能は「コンテンツ」「セルフサービス」など、用途ごとにまとめています。
コンテンツ
ブリティッシュ・エアウェイズ 直接NDC連携
Spotnanaでは、ブリティッシュ・エアウェイズとの直接NDC連携を新たに追加しました。これにより、旅行者の皆さまはより多くの運賃やサービスを選べるようになりました。主なポイントは以下の通りです。
GDS手数料がかからず、ブリティッシュ・エアウェイズの航空券をよりお得に予約できます。
継続的な価格設定により、さらに競争力のある低価格運賃にアクセスできます。
予約の変更やキャンセルも、ご自身で手続きが可能です(エージェント対応不要)。
フライトに遅延や変更があった場合も、簡単にご自身で対応できます。
ご自身のフリークエントフライヤーステータスに合わせた座席表を確認できます。
また、今後はTMCエージェントやブリティッシュ・エアウェイズの担当者どちらでもサポートを受けられ、変更内容は航空会社とSpotnanaの両方に反映されます。
その他の直接NDC連携の詳細については、 NDC概要をご覧ください。
旅行管理
サイトメッセージ:ターゲット設定の拡充
サイトメッセージ機能では、会社管理者がSpotnanaのデスクトップ画面やモバイルアプリ、旅行者宛メールに従業員向けのお知らせを効率よく表示できます。今回、対象ユーザーの設定項目が増え、以下の条件でもメッセージを出し分けられるようになりました。
出発都市 (旅行者が出発する都市)
出発国・地域 (旅行者が出発する国や地域)
到着都市 (旅行者が向かう都市)
複数都市を巡る予約の場合、いずれかの目的地が条件に合致すればメッセージが表示されます。
到着国・地域 (旅行者が向かう国や地域)
複数都市を巡る予約の場合、いずれかの目的地が条件に合致すればメッセージが表示されます。
これらの設定は、 検索結果ページ、 チェックアウトページ、 旅程メールに表示する場合に適用されます。
詳しくは、 サイトメッセージの設定方法をご覧ください。
予約制限:ユーザーの国ごとに制限可能に
「 予約制限 」ページでは、会社管理者が特定のユーザーの予約を制限できます。これまではユーザー単位または法人単位でのみ制限設定が可能でしたが、新たに国ごと(ユーザー単位・法人単位)での制限もできるようになりました。
詳しくは、 ユーザーの予約制限方法をご覧ください。
HRデータアップロードの監視機能強化とアクティビティフィード連携
Spotnanaプラットフォーム上で、HRデータのアップロード状況をより分かりやすく確認できるようになりました。HRデータは以下の方法でアップロードできます。
プラットフォームから手動アップロード(画面入力または CSVアップロード)
HRIS連携
APIによる直接連携
UI(CSVアップロード)やSFTP経由でHRファイルをアップロードした場合、会社管理者は アクティビティフィード からアップロード状況を確認できます。 旅行者 ページで、アップロードの進捗やエラー内容、アップロード元(例:SFTP)などがリアルタイムで表示されます。
アクティビティフィード を見るには、プログラム メニューから ユーザー を選択してください。 旅行者 ページが表示されますので、画面右上の アクティビティフィード アイコンをクリックすると、画面右側にアップロード履歴のパネルが開きます。アップロード状況ごとに以下のような絞り込みも可能です。 成功
失敗
保留中
一部失敗
など
詳しくは、 ユーザープロフィールデータのアップロード方法をご覧ください。
新しい会社レポート:交渉による節約額
会社管理者やTMC管理者は、 交渉による節約額という新しいレポートを確認できるようになりました。このレポートでは、会社やTMCが交渉した特別料金を利用した場合の節約効果が可視化されます。全体の節約額だけでなく、予約タイプや旅行会社ごとの詳細な分析も可能です。
「 交渉による節約額 」レポートでは、以下のような情報を確認できます。
期間ごとの節約額や、1件ごとの節約額の推移
全予約に対する実質的な割引率
累計・月別の節約額
料金タイプ別の節約額(会社交渉分・TMC交渉分の割合も表示)
予約タイプ(航空券・ホテル・レンタカー・鉄道)やベンダーごとの利用額・節約額・割引率
ベンダーや予約タイプごとの節約額・割引率
取引ごとの詳細データ
このレポートを見るには、 会社レポート を アナリティクス メニューから選択し、サイドナビゲーションの 節約 カテゴリーを展開し、 交渉による節約額を選択してください。レポート上部のメニューやサブフィルターで、見たいデータを絞り込むこともできます。
詳しくは、 交渉による節約額レポートをご覧ください。
イベント
以下の機能は、「イベント」機能を有効にしているパートナー様・お客様向けです。
TMCエージェント・管理者によるクライアントイベント管理
「 イベント 」機能が有効な場合、TMCエージェントや管理者は、担当するすべての組織のイベントにアクセスし、管理やトラブル対応ができるようになりました。主な機能は以下の通りです。 イベント 管理対象の組織全体で以下の操作が可能です。
組織セレクター:イベント一覧ページで、TMCエージェントや管理者が担当組織を切り替えて管理できます(初期表示は自分の組織)。組織を選択すると、その組織のイベント情報が表示されます(別の組織を選ぶまで有効)。 イベント 管理権限が付与されます。
フル管理権限:組織を選択すると、その組織内のイベントコーディネーターと同等の権限が付与され、イベントの作成・管理やトラブル対応、サポートまで幅広く行えます。
ホワイトグローブサービス:TMCは、プレミアムサービスを希望するクライアント向けのセットアップや設定も管理できます。
イベントの概要については、 イベント概要をご覧ください。
全予約タイプでシェルPNR・外部予約の作成が可能に
TMCエージェントや管理者は、イベント内の権限設定に関わらず、すべての予約タイプでシェルPNRや外部予約を作成できるようになりました。これにより、旅行者のための柔軟な予約対応が可能です。
許可するフライトタイプの設定
イベント 作成時、イベントコーディネーターは許可するフライトタイプ を設定できるようになりました。主な選択肢は以下の通りです。
片道
往復
復路の到着地を出発地と異なる場所に設定可能
最後の選択肢は、複数都市を巡るフライト予約にも対応します。初期設定ではすべてのフライトタイプが許可されています。詳しくは、 イベントの作成・公開方法(管理者向け)をご覧ください。
予約状況での絞り込み機能
イベント内の 旅行者 テーブルで、 イベントコーディネーターは、許可された予約タイプごとに予約状況で旅行者を絞り込めます。
予約済み
未予約
辞退
詳しくは、 イベントの作成・公開方法(管理者向け)をご覧ください。
TMCインフラストラクチャ
セルフサービスでのサポートページ作成
TMC管理者は、プラットフォーム内の サポート ページを自由にカスタマイズできるようになりました。これにより、対象ユーザーごとに最適な情報発信が可能です。主な機能は以下の通りです。
サポート情報の設定:TMC全体や各組織ごとに、サポート窓口や連絡先情報を管理できます。
ページ内容のカスタマイズ:見出しやラベル、リッチテキスト編集で、旅行者向けの詳細な案内やリンクなども追加できます。
対象ユーザーごとのサポート内容出し分け:以下の条件で、適切な旅行者に必要な情報だけを表示できます。
国(旅行者の所属法人によって判定)
旅行者ランク(スタンダード/VIP)
旅行者タイプ(従業員/ゲスト)
プレビュー機能:設定したサポートページが、対象ユーザーに正しく表示されるか事前に確認できます。
サポートページの設定は、 TMC設定 を プログラム メニューから選択し、 TMC設定 ページで、 サポート を カスタマイズ セクションから選択してください。 サポートページ設定 セクションが表示されます。
サポートページの設定方法についてご不明な点があれば、パートナーサクセスマネージャーまでご連絡ください。詳しいご案内をいたします。
エージェント体験
旅行者へのエージェントメモ
エージェントが旅行者にメモを残す際の使い勝手を改善しました。メモを追加するには、メインメニューから 旅程 を選び、該当する旅程を開いて右上のメモアイコンをクリックしてください。
今回の主なアップデート内容は以下の通りです。
メモ追加の柔軟性向上:エージェントは旅程やその中の各予約(フライト・ホテル等)ごとに、複数レベルでメモを残せるようになりました。 メモ追加 は、以下のレベルで利用できます。
旅程全体
フライト予約:セグメント単位・区間単位
その他予約:ホテル、鉄道、リムジン、その他
統一サイドパネル:すべてのメモが1つのサイドパネルで一覧でき、追加や確認がより直感的になりました。
関連する定型文の表示:定型文(テンプレート)は、予約タイプに応じて最適なものだけが表示されるようになり、状況別の新しい定型文も追加されました。エージェントはシーンに合わせて素早く返信できます。
操作履歴の確認:誰がいつメモを追加したか履歴を確認できるため、透明性と責任が明確になります。
通知の最適化:旅行者は旅程を開いたときや、モバイルアプリで開いた際にメモの通知を受け取れます。また、メモをサイドパネルで読んだら「既読」となり、通知は自動的に消えます。
開発者向け体験
Spotnana Developer Portalの機能強化
Spotnana Developer Portal では、APIドキュメントやガイドを提供しており、パートナー様がSpotnanaと連携したり、Travel-as-a-Serviceプラットフォーム上で独自開発を進める際に役立ちます。今回、以下の点がアップグレードされました。 検索機能が強化され、「ドキュメント」「APIリファレンス」「すべて」から絞り込んで検索できるようになりました。
APIテスト機能(「Try It」オプション)の使いやすさが向上しました。
APIバージョン管理にネイティブ対応しました。
ユーザーインターフェース全体のデザインが改善され、ライトモードとダークモードの両方に対応しました。
APIドキュメントの閲覧は、
Spotnana Developer Portal からご覧いただけます。.
変更履歴管理
開発者の方は、 変更履歴 を Spotnana Developer Portalで確認できるようになりました。各リリースごとに、Spotnanaの公開APIの更新内容が自動で記録されます。 変更履歴は、ポータル内の リリース セクションに掲載されています。
APIドキュメントの閲覧は、 Spotnana Developer Portalからご覧いただけます。
この記事は役に立ちましたか?
それは素晴らしい!
フィードバックありがとうございます
お役に立てず申し訳ございません!
フィードバックありがとうございます
フィードバックを送信しました
記事の改善におけるご協力ありがとうございます。