SpotnanaのTravel-as-a-Serviceプラットフォームに追加された最新のアップデートをご紹介します。各機能は「コンテンツ」「セルフサービス」など、用途別にまとめています。
ポリシー・レポート機能
取引レポートの新しいデータ項目
エア、ホテル、レンタカーの各取引レポートに、新たな項目が追加されました。これにより、交渉レートによるコスト削減額を算出できるようになります。新しい項目は、各取引レポートの下部にある指標テーブル内に表示されます。レポートの詳細については、 Spotnana Analytics レポートガイドをご覧ください。今回追加された項目は以下の通りです。
- レートタイプ ・公開レート、自社交渉レート、TMC交渉レートのいずれかが表示されます。
- レートソース ・例：SabreやNDCなど。
- レートコード ・交渉レートに紐づくレートコードです。
- 公開価格（USD） ・実際に公開されている米ドル建ての価格です。
- 公開価格（請求通貨） ・実際に公開されている請求通貨での価格です。
- ホテルの公開レートは、同じ部屋タイプ・同じ返金条件で公開されている料金です。割引は含まれていません。
- 場合によっては、交渉レートが公開レートより高くなることもあります。これは、交渉レートに保険やジム利用、Wi-Fi無料などの特典が含まれている場合などが該当します。
- これら新たに追加された項目は、2023年1月5日以降に記録された取引のみデータが表示されます。それ以前の取引についてはデータが入りませんのでご注意ください。
- キャンセルされた取引についても、公開レートは表示されます。
- 連邦政府・公務員・軍関係・シニア向けなどの特別レートによる割引分は、現時点ではレポート上に反映されません。
インテグレーション
Workday HRフィード連携
SpotnanaはWorkdayと連携できるようになりました。Workdayを人事システムとしてご利用の場合、Spotnanaが定期的にデータを取り込み、ユーザー情報を自動更新します。新規入社・役職・氏名・昇進・退職などの情報も自動で反映されます。
検索・予約
航空券の運賃変更通知
チェックアウト中に航空券の価格が変わった場合、運賃変更の通知が表示され、続行するか新たに検索するかを選べるようになりました。また、運賃が大幅に上がりポリシー外となった場合は、理由コードの入力が必要になることがあります。
AA NDC機能の強化
American AirlinesとのNDC連携をさらに強化しています。Spotnanaのオンライン予約ツールをご利用の方は、AA NDCで発券済みの予約に対して以下の変更ができるようになりました。
- TSA番号の追加・編集
- Redress番号の追加・編集
- Known Traveler Number（KTN）の追加・編集
- 座席指定の追加・編集
セルフサービス
初回モバイルログイン時のパスワード設定
Spotnanaを初めてご利用の方で、シングルサインオン（SSO）権限がない場合、モバイルアプリから初回ログイン時にパスワード設定画面がわかりやすく表示されるようになりました。
トラベラー体験
旅程詳細へのメモ機能
管理者・手配者・エージェントは、デスクトップアプリから旅行者向けのメモを作成できるようになりました（例：アーリーチェックイン済み、返金処理済み、アップグレード確定など）。旅行者はデスクトップ・モバイルアプリの両方でメモを確認でき、新しいメモが追加されるとモバイルアプリに通知が届きます。
エージェントデスクトップの機能向上 ほとんどのご要望はSpotnanaのデスクトップやモバイルアプリで解決できますが、追加のサポートが必要な場合はエージェントが対応いたします。エージェントデスクトップの機能も継続的に強化しており、より迅速でパーソナライズされたサポートをご提供できるようになっています。
追加された主な機能をご紹介します。
- エージェントコンパニオンビュー ・旅行者の個人情報や勤務先情報、好み、ロイヤリティプログラム、支払い方法など、必要な情報を一覧で確認できるパネルを用意しました。これにより、エージェントが予約や変更対応時に素早く状況把握でき、対応がスムーズになります。
- 旅程アクティビティフィード ・複数のエージェントが裏側で対応している場合でも、旅程に関する情報や変更履歴、他のエージェントのコメントなどを一括で確認できるフィードを追加しました。これにより、エージェント同士の連携が強化され、より迅速な対応が可能です。
- エージェントデスクトップのタスク管理強化 ・エージェントの作業効率化のため、タスクを特定のレコードごとにまとめたり、優先度ごとに色分け表示したり、マウスオーバーで詳細を素早く確認したり、必要な情報で絞り込みができるようになりました。これにより、旅行者のご要望へ迅速に対応できます。
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