2025年8月 リリースノート
SpotnanaのTravel-as-a-Serviceプラットフォームに関する最新のアップデートをご紹介します。機能別(コンテンツ、セルフサービスなど)にまとめています。
コンテンツ
Deutsche Bahn(DB)鉄道
Deutsche Bahnの鉄道コンテンツが再びご利用いただけるようになりました。これにより、ドイツ国内外のすべての運賃をDeutsche Bahn経由で予約でき、各種レールカードも適用できます。
鉄道の予約方法については、 ヨーロッパの鉄道を予約するをご覧ください。
トラベラー体験
個人アップグレード
「トラベラー先払い」モデルを新たに導入しました。これにより、会社の規定より上位の航空クラスも、ご自身で直接プラットフォーム上から予約できるようになります。このオプションは、会社管理者がポリシー設定で有効にした場合のみ利用可能です。有効時は、トラベラーがご自身のカードで全額を先払いし、後日、会社規定内で経費精算できる書類が発行されます。
主なポイントは以下の通りです。
分かりやすい予約案内: 個人アップグレードが適用される場合、新しいモーダル画面で明確に表示し、追加費用も分かりやすくご案内します。
チェックアウト時の透明性向上: チェックアウト画面に、経費精算可能な金額と、精算できない自己負担分を明示する専用コンポーネントが追加されました。
費用確認の必須チェック: 予約完了前に、個人アップグレードの内容と費用を理解したことを確認するチェックボックスが設けられています。
詳しくは、 会社規定より上位の航空クラスを個人カードで予約する方法をご参照ください。
旅行管理
個人アップグレード用ポリシー設定
会社管理者は、「トラベラー先払い」モデルを利用して、キャビンクラスのポリシー設定ができるようになりました。セルフサービスでポリシー設定画面から直接、個人アップグレードを有効化できます。この新しい支払いモデルにより、アップグレード時の手動対応が大幅に削減されます。
詳細は、 個人支払いによる航空クラスアップグレードの許可方法をご覧ください。
旅行管理の一元化とナビゲーション強化
旅行管理機能を大幅に強化しました。 旅行 ページが、効率よく旅行を管理できるハブへと生まれ変わりました。今回のアップデートでは、ダイナミック検索、ソート機能の向上、ナビゲーションの簡素化などを追加し、旅行コーディネーターや手配者、エージェント、管理者が素早く旅行を検索・管理できるようになっています。
主なアップデート内容は以下の通りです。
ナビゲーションの簡素化: 旅行 ページに「タブ」形式を導入し、以下の内容に簡単にアクセスできるようになりました。 ・自分の旅行:
ご自身が予約したすべての旅行を表示します。 ・全旅行
(管理者や手配者向け):組織内のすべての旅行者の旅行を一覧表示します。 ・イベント:
イベント関連の旅行にまとめてアクセスできます。 ・承認待ち
(管理者・マネージャー・承認者向け):承認が必要な旅行をまとめて表示します。 「全旅行」タブのダイナミック検索:
旅行名、旅行者名・メールアドレス、旅行ID、予約ID、PNRなどのキーワードで素早く旅行を検索できます。 「組織」セレクターの表示強化:
TMCユーザー向けに、ページタイトル横に組織セレクターを常時表示。タブ間を移動しても選択状態が維持され、どのデータを見ているかが分かりやすくなりました。 旅行ステージ・承認フィルター:
「自分の旅行」 ・ 全旅行・ イベントを 今後の予定 ・ 完了済み・ キャンセル済みで簡単に絞り込みできます。「承認待ち」では 保留中 と 履歴で旅行を表示・絞り込みできます。 列の並べ替え: 「全旅行」 テーブルでは、
旅行名 ・ 出発日 ・ 帰着日で並べ替えが可能です。 これらのアップデートにより、大規模な旅行管理も直感的かつ効率的に行えるようになりました。詳しくは、旅行の表示方法 をご覧ください。ホテル料金上限の税金設定
ホテルポリシー設定がさらに柔軟になり、グローバル企業向けに、場所ごとの税金設定ができるようになりました。管理者は、地域ごとに税金や手数料を含めるか除外するかを設定できます。 主なポイントは以下の通りです。場所ごとの税金設定:
ホテル料金上限ごとに、税金や手数料を含める・含めないを選択できるようになりました。
階層的な設定適用:
複数の料金上限設定が同じ場所に該当する場合、最も細かい(都市・国・地域)設定が優先されます。
検索結果での表示: ホテル検索結果で上限を超えた場合、違反ルール・場所・税金/手数料の有無・上限金額・1泊あたりの料金が明記されます。
この機能強化により、各地域の商習慣や法規制に合わせた細やかなホテル料金上限設定が可能になりました。 詳しくは、
ホテル予約の上限金額設定方法 をご覧ください。
HRフィードエラー通知
HRIS(ADP、BambooHR、Workday)やSCIM(Microsoft Entra)連携で、ユーザープロフィールの同期に失敗した際、自動で管理者へメール通知が届くようになりました。通知にはユーザーID、日時、失敗理由が記載されます。この機能は該当連携を利用中のすべてのお客様で自動的に有効となり、設定不要です。新入社員の旅行予約不可やプロフィール更新の同期漏れなどのトラブルを素早く把握できます。 お支払いDiners Travel Account Card(TAC)に対応
Spotnanaで、航空券の支払い方法としてDiners TACが利用可能になりました。Diners TACは、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの企業でよく使われています。
Diners TACはSEB銀行が発行する専用ロッジアカウントで、TMCがアカウント番号をサプライヤーへ直接伝え、SEB銀行から支払いを回収します。TMCはその後、予約情報をSEBへ連携し、請求書発行を行います。
TMCや会社管理者は、Diners TACを航空サプライヤープログラムとして追加し、利用したいGDSやNDC航空会社を選択できます。Diners TACは国・法人・部門・コストセンター単位で設定でき、他の中央決済方法と同様の柔軟性があります。なお、旅行手数料はDiners TACで支払えず、Stripeなどの決済ゲートウェイ対応の中央カードや後払い請求でお支払いください。
連携
新しい経費管理連携:Ramp
経費管理・請求支払プラットフォームのリーディングカンパニーであるRampとの新しい連携が始まりました。これにより、SpotnanaとRampがAPI連携し、旅行経費データをRampへ自動取り込みできます。手入力が不要になり、経費報告の正確性とスピードが大幅に向上します。
この連携を有効化する場合は、担当のPartner Success Managerまでご連絡ください。
TMC管理
HXセグメントの自動処理
Sabre PNRのHX(Holding Cancelled)セグメント処理を自動化し、エージェントの手作業を削減しました。
HXセグメントは、旅行者が航空会社で直接キャンセルした場合や、航空会社側でキャンセルされた場合に発生します。これまではエージェントが手動で予約を確認する必要がありましたが、今回のアップデートで、PNR内の全セグメントがキャンセルされた場合、自動でPNR全体をキャンセルし、旅行者へ最新の確認メールを送信します。この自動化は以下にも対応しています。
・未発券PNRのHXセグメント
・航空会社や旅行者による発券済みPNRのキャンセル(アップグレードや変更も含む)
・航空会社によるキャビンアップグレードによるHX(American Airlines、Delta Air Lines、United Airlinesのみ)
また、自動処理されたPNRは監査ログに記録され、エージェントのアクティビティフィードで確認できます。
TMCでこの機能を有効化したい場合は、Partner Success Managerまでご相談ください。
Corporate Travel Department(CTD)機能
CTD機能により、TMCパートナーは専用の旅行部門を持つ企業のオンボーディングや管理が可能となり、協働型のサービスモデルを実現します。
主な特徴は以下の通りです。
柔軟なサービス体制:
CTDは専任エージェントによる営業時間内の対応、TMCは時間外やエスカレーション時のサポートを担当し、継続的なサービスを提供します。両チームでサプライヤー契約やコンテンツも共有可能です。
データ分離とアクセス制御の徹底:
CTDエージェントは自社データのみ閲覧でき、プライバシーを確保。TMCエージェントは全クライアントを横断して閲覧可能です。認証・ユーザー管理も分離され、セキュリティも万全です。
CTDフィルター付きの強化キュー管理ダッシュボード: CTDには自社タスクのみが表示されるダッシュボードを提供し、TMCはTMC全体・特定CTD組織の切り替えができます。
幅広い予約・サービス対応: CTD・TMCエージェントともに予約作成や管理、シェルPNR機能、顧客対応が可能。CTDはSpotnanaの自動予約失敗処理やミッドオフィスサポートも利用できます。
細やかな管理者権限: CTD・TMC管理者は会社設定を管理可能。TMCはさらにレートコードやサプライヤー、ミッドオフィスルールの管理も、CTDはカスタムフィールドやメールテンプレートルールの管理も行えます。
この新機能はTMCチャネルパートナー向けにバックエンド設定でご提供しています。ご利用希望の際はPartner Success Managerまでご連絡ください。 Both CTD and TMC agents can create and manage bookings, utilize shell PNR functionality, and handle frontline customer interactions. CTDs also benefit from Spotnana’s automated booking failure processing and mid-office support workflows.
Granular admin controls: Both CTD and TMC administrators can manage company settings. TMCs can further manage supplier settings, including rate codes, suppliers, and mid-office rules, while CTDs can manage custom fields and email template rules.
This new functionality is available to our TMC channel partners through backend configuration. Please contact your Partner Success Manager to enable.
この記事は役に立ちましたか?
それは素晴らしい!
フィードバックありがとうございます
お役に立てず申し訳ございません!
フィードバックありがとうございます
フィードバックを送信しました
記事の改善におけるご協力ありがとうございます。