出張、取引、付加価値サービス、エージェント対応にかかるTMC手数料
出張や取引、付加価値サービス、エージェント対応に関する手数料は、SpotnanaまたはTMCが提供する各種サービス(例:予約サポート、カスタマーサポートへのアクセス、特定の支払い方法のサポートなど)に対して発生します。これらの手数料は、1回の出張ごとや1取引ごと、またはエージェントへの連絡ごとに発生する場合があり、場合によっては複数の手数料が同時に適用されることもあります。
このガイド内では TMC手数料 という言葉を、TMCが取引・出張・エージェント対応・付加価値サービスに対して設定するすべての手数料の総称として使用しています。
目次
TMC手数料の概要
会社管理者や出張管理者は、出張手数料の支払い方法を個別に選択したり、出張者が手数料の金額を チェックアウト 画面や 出張 画面、メールでの確認通知で表示するかどうかを設定できます。TMC管理者は、実際に請求するTMC手数料自体の設定も行えます。
会社管理者
会社管理者ができること:
- TMC手数料全体の支払い方法を設定
- TMCが出張・取引・エージェント対応・付加価値サービスに対して請求している手数料を確認
- チェックアウト時に出張者へTMC手数料を表示するかどうかの設定
TMC手数料の設定確認・支払い方法の設定
すべてのTMCが取引・エージェント対応・付加価値サービス手数料を設定しているとは限りません。
TMC手数料の支払い方法や、出張者への手数料表示の有無を設定するには、以下の手順で進めてください。
- オンライン予約ツールにログインします。
- [会社 を [プログラム メニューから選択します。 [設定 ページが表示されます。
- [TMC手数料 を [支払い セクション(画面左側)から選択します。 [TMC手数料 ページが表示されます。
- [支払い方法 タブを選択します。
- [デフォルト設定 セクションを展開します。
- [支払い方法 欄を設定します。ここで、TMC手数料全体の支払い方法を指定します。選択肢は以下の通りです: 予約時と同じカード
- ― 予約時に出張者が選択したカードをそのまま利用します。 会社用中央カード
- ― 会社の中央カードを利用します。利用する法人カードを指定してください。 請求書払い(後払い)
- (会社管理者は選択不可)― TMC手数料は、定期的に発行される請求書でまとめてご請求となります。支払い条件(Net30、Net60など)はご契約内容によります。
- [TMC手数料を出張者に表示 欄を設定します。ここで、TMC手数料を出張者や手配者に対して チェックアウト や 出張 画面、メール通知、請求書・領収書内で表示するかどうかを指定できます。
- 法的事業体ごとにTMC手数料の支払い方法を分けたい場合は、 [法的事業体ごとのカスタム設定 セクションを展開してください。ここで、各事業体ごとに支払い方法や出張者への表示有無を個別に設定できます(上記と同様ですが、指定した事業体にのみ適用されます)。
- 事業体ごとの設定を追加するには、 [追加 をクリックし、支払い方法や表示有無を上記の手順通りに設定してください。
- 設定済みの事業体ごとの内容は、右側のメニューから編集・削除も可能です。
TMC手数料のルールを確認するには、 [料金設定 タブを選択します。TMC手数料の種類ごと(例:出張・取引・ 付加価値サービス)にセクションが分かれている場合もあります(TMCの設定状況によります)。
- 各ルールの内容は、該当行(例:出張手数料)の [表示 をクリックすると確認できます(編集はできません)。ルールごとに ルール名、 条件変数 (手数料が適用される条件)、および 標準 ・ VIP 出張者への金額が表示されます。
- また、手数料の適用方法は、 [表示 を [手数料構成 行でクリックすると確認できます。 [手数料構成 ページでは、会社ごとに動的な出張手数料(予約内容やルールに応じて手数料が変動)やエージェント手数料の有効/無効も確認できます。
TMC管理者
TMC管理者は、クライアントごとに出張・取引・付加価値サービス・エージェント対応の手数料を設定できます。
また、組織や会社ごとに個別の手数料ルールも設定可能です。会社ごとのルールを作成した場合、その会社の出張者には会社ごとのルールが適用され、TMC全体のルールは無視されます。会社ごとの手数料ルール設定については、 「会社・組織ごとの手数料設定」 の項目をご覧ください。
TMC全体の手数料設定
TMC全体で手数料を設定する場合は、以下の手順で進めてください。各出張ごと、取引ごと、エージェント対応ごと、またはこれらの組み合わせで手数料モデルを選択できます。バーチャルカードなどの付加価値サービスへの手数料設定も可能です。
オンライン予約ツールにログインします。
[TMC設定 を [プログラム メニューから選択します。 [一般 設定ページが表示されます。
[TMC手数料 を [設定 セクション(画面左側)から選択します。 [TMC手数料 ページが表示されます。
[プランを選択 をクリックし、利用したい手数料構成を設定します(まだTMC手数料ルールが未設定の場合のみ表示されます)。 [プランを選択 の選択肢が表示されます。
どのような手数料体系にしたいかに応じて、以下から選択できます:
出張単位 ― 1回の出張ごとに手数料が発生します。追加の予約や変更には基本的に手数料はかかりません(予約種別ごとに個別設定する場合を除く)。
取引単位 ― 1取引ごとに手数料が発生します。どの取引に手数料を課すか指定できます(例:予約変更、オプション追加、予約キャンセルなど)。
出張+取引単位 ― 出張ごと・取引ごと両方に手数料が発生します。どの取引に手数料を課すか指定できます(例:予約変更、オプション追加、予約キャンセルなど)。
以降の手順は、選択した手数料プランによって異なります:
「 出張単位 」を選択した場合:
出張手数料の金額を設定するには、 [設定 を [出張手数料 行でクリックします。 [デフォルト ルールが表示されます。
標準・VIP出張者ごとに請求する出張手数料を入力し、通貨コードも正しく選択してください。エージェント対応手数料も有効化していれば、同様に設定できます。 標準 ・ VIP 出張者向けの手数料を設定できます。 標準 ・ VIP
[確定 をクリックします。
追加の設定を行いたい場合は、 [設定を追加をクリックします。 [ルール設定 ページが表示されます。各ルールごとに、手数料が適用される条件を個別に設定できます。
[ルール名 欄にルール名を入力します。どんな条件でこのルールが適用されるか分かりやすい名前にしてください。
標準・VIP出張者ごとに請求する出張手数料を入力し、通貨コードも正しく選択してください。エージェント対応手数料も有効化していれば、同様に設定できます。 標準 ・ VIP 出張者向けの手数料を設定できます。 標準 ・ VIP
[ルール条件の設定 欄で、手数料が適用される条件を指定します(例:「予約種別=鉄道」など)。条件を追加したい場合は、 [条件を追加 をクリックしてください。すべての条件が満たされた場合のみ、該当ルールの手数料が適用されます。
[確定 をクリックして完了です。
「 取引単位 」を選択した場合:
取引手数料の金額を設定するには、 [設定 を [取引手数料 行でクリックします。 [取引手数料 ページが表示されます。取引手数料にはデフォルトルールはありません。
追加設定を行いたい場合は、 [設定を追加をクリックします。 [ルール設定 ページが表示されます。各ルールごとに、手数料が適用される条件を個別に設定できます。
[ルール名 欄にルール名を入力します。どんな条件でこのルールが適用されるか分かりやすい名前にしてください。
標準・VIP出張者ごとに請求する手数料を入力し、通貨コードも正しく選択してください。エージェント対応手数料も有効化していれば、同様に設定できます。 標準 ・ VIP 出張者向けの手数料を設定できます。 標準 ・ VIP
ご注意: Spotnanaプラットフォーム上で予約が新規作成・更新されないエージェント対応にも手数料を課す場合は、 「 取引タイプ 」を 「エージェント対応」 に設定したルールを作成してください。
[ルール条件の設定 欄で、手数料が適用される条件を指定します(例:「取引=変更」など)。条件を追加したい場合は、 [条件を追加 をクリックしてください。すべての条件が満たされた場合のみ、該当ルールの手数料が適用されます。
[確定 をクリックして完了です。
「 出張+取引単位 」を選択した場合:
出張手数料の金額を設定するには、 [設定 を [出張手数料 行でクリックします。 [デフォルト ルールが表示されます。
標準・VIP出張者ごとに請求する出張手数料を入力し、通貨コードも正しく選択してください。エージェント対応手数料も有効化していれば、同様に設定できます。 標準 ・ VIP 出張者向けの手数料を設定できます。 標準 ・ VIP
[確定 をクリックします。
追加の出張手数料設定を行いたい場合は、 [設定を追加をクリックします。 [ルール設定 ページが表示されます。各ルールごとに、手数料が適用される条件を個別に設定できます。
[ルール名 欄にルール名を入力します。どんな条件でこのルールが適用されるか分かりやすい名前にしてください。
標準・VIP出張者ごとに請求する出張手数料を入力し、通貨コードも正しく選択してください。エージェント対応手数料も有効化していれば、同様に設定できます。 標準 ・ VIP 出張者向けの手数料を設定できます。 標準 ・ VIP
[ルール条件の設定 欄で、手数料が適用される条件を指定します(例:「予約種別=航空」など)。条件を追加したい場合は、 [条件を追加 をクリックしてください。すべての条件が満たされた場合のみ、該当ルールの手数料が適用されます。
[確定 をクリックして完了です。
取引手数料の金額を設定するには、 [設定 を [取引手数料 行でクリックします(必要に応じて [料金設定 タブに戻ってください)。 [取引手数料 ページが表示されます。取引手数料にはデフォルトルールはありません。
追加設定を行いたい場合は、 [設定を追加をクリックします。 [ルール設定 ページが表示されます。各ルールごとに、手数料が適用される条件を個別に設定できます。
[ルール名 欄にルール名を入力します。どんな条件でこのルールが適用されるか分かりやすい名前にしてください。
標準・VIP出張者ごとに請求する手数料を入力し、通貨コードも正しく選択してください。エージェント対応手数料も有効化していれば、同様に設定できます。 標準 ・ VIP 出張者向けの手数料を設定できます。 標準 ・ VIP
ご注意: Spotnanaプラットフォーム上で予約が新規作成・更新されないエージェント対応にも手数料を課す場合は、 「 取引タイプ 」を 「エージェント対応」 に設定したルールを作成してください。
[ルール条件の設定 欄で、手数料が適用される条件を指定します(例:「取引=変更」など)。条件を追加したい場合は、 [条件を追加 をクリックしてください。すべての条件が満たされた場合のみ、該当ルールの手数料が適用されます。
[確定 をクリックして完了です。
ルールを設定した後は、左側のツールでドラッグしてルールの並び順を変更できます。並び順はルールの評価順に直結し、最初にすべての条件を満たしたルールの手数料が適用されます。どのルールにも該当しない場合は、デフォルトルールの手数料が適用されます。
「 出張単位 」または「 出張+取引単位 」を選択した場合は、 [手数料構成 行で [設定 をクリックします。 [手数料構成 ページが表示されます。
[動的出張手数料徴収 欄では、出張手数料の適用方法を指定できます。すべての予約種別(航空・ホテル・鉄道など)で同一の手数料としたい場合は無効のままにしてください。予約種別ごとに手数料を変えたい(例:ホテルは1,000円、航空は2,000円)場合や、エージェント手数料も課したい場合は有効にしてください。有効にすると、予約順序に関係なく、出張手数料が最大額を超えないよう自動で調整されます。 ただし、取引単位のルールも設定している場合は、該当取引ごとに取引手数料が別途発生します。 例えば、
手数料プランが「出張+取引単位 」で、
出張単位ルール:
・ホテル予約のみの出張は手数料1,000円、エージェント対応なら3,000円
・航空予約を含む出張は手数料2,000円、エージェント対応なら5,000円
取引単位ルール:
・エージェントが変更対応した場合、1回ごとに900円
この場合、最大の出張手数料は5,000円ですが、エージェントが3回変更対応した場合は、各回ごとに900円ずつ追加で発生します。エージェント対応手数料も設定できるようにするには、 [エージェント手数料を課す オプションを有効にしてください(「 動的出張手数料徴収 」も有効にする必要があります)。
[保存 をクリックして完了です。
付加価値サービス手数料を設定するには、 [設定 を [付加価値サービス手数料 行でクリックします。 [付加価値サービス手数料 ページが表示されます。
[設定を追加をクリックします。 [ルール設定 ページが表示されます。各ルールごとに、付加価値サービス手数料が適用される条件を個別に設定できます。
[ルール名 欄にルール名を入力します。どんな条件でこのルールが適用されるか分かりやすい名前にしてください。
手数料を課す付加価値サービスを選択します(現時点では「バーチャル決済」のみ選択可能です)。 バーチャル決済
[バーチャル決済手数料 欄に金額を入力し、通貨コードを選択してください。取引手数料にはデフォルトルールはありません。
[ルール条件の設定 欄で、手数料が適用される条件を指定します(例:「予約種別=ホテル」など)。条件を追加したい場合は、 [条件を追加 をクリックしてください。すべての条件が満たされた場合のみ、該当ルールの手数料が適用されます。
[確定 をクリックして完了です。
会社・組織ごとの手数料設定
会社ごとに手数料や支払い方法を個別設定したい場合は、以下の手順で進めてください。
オンライン予約ツールにログインします。
[会社 を [プログラム メニューから選択します。 [設定 ページが表示されます。
[TMC手数料 を [支払い セクション(画面左側)から選択します。 [TMC手数料 ページが表示されます。
[プランを選択 をクリックし、利用したい手数料構成を設定します(必要に応じて [料金設定 タブを選択してください)。 [プランを選択 の選択肢が表示されます(TMC全体で料金モデルが設定済みの場合はその内容が表示されますが、会社ごとに変更も可能です)。手数料モデルや各種条件の設定手順は、TMC全体のルール設定と同じですので、 「TMC全体の手数料設定」 の項目 (手順5 以降)を参考に、会社ごとの手数料設定を進めてください。
ご注意: 会社ごとに手数料ルールを作成した場合、その会社には会社ごとのルールが適用され、TMC全体のルールは無視されます。
[支払い方法 タブを選択します。
[デフォルト設定 セクションを展開します。
[支払い方法 欄を設定します。ここで、TMC手数料の支払い方法を指定します。選択肢は以下の通りです: 予約時と同じカード
― 予約時に出張者が選択したカードをそのまま利用します。 会社用中央カード
― 会社の中央カードを利用します。利用する法人カードを指定してください。 請求書払い(後払い)
― TMC手数料は、定期的に発行される請求書でまとめてご請求となります。支払い条件(Net30、Net60など)はご契約内容によります。
[TMC手数料を出張者に表示 欄を設定します。ここで、TMC手数料が チェックアウト や 出張 画面、メール通知で出張者や手配者に表示されるかどうかを指定できます。TMC手数料は、請求書の支払い明細や統合旅程表にも表示されます。
法的事業体ごとにTMC手数料の支払い方法を分けたい場合は、 [法的事業体ごとのカスタム設定 セクションを展開してください。ここで、各事業体ごとに支払い方法や出張者への表示有無を個別に設定できます(上記と同様ですが、指定した事業体にのみ適用されます)。
事業体ごとの設定を追加するには、 [追加 をクリックし、支払い方法や表示有無を上記の手順通りに設定してください。
設定済みの事業体ごとの内容は、右側のメニューから編集・削除も可能です。
[保存 をクリックして完了です。
エージェントによるTMC手数料の免除設定
エージェントが(付加価値サービス手数料を除く)TMC手数料を免除できるようにしたい場合は、TMC設定内で「手数料免除」オプションを有効にしてください。この設定を有効にすると、エージェントの判断で一部のTMC手数料を免除できるようになります。 付加価値サービス手数料は免除できません。 OBTにログインします。
[TMC設定
- を
- [プログラム メニューから選択します。 [設定 の 左側ナビゲーションから
- [TMC手数料 を選択します。 [TMC手数料 ページが表示されます。
- 画面を下にスクロールし、 [追加設定 セクションで [手数料免除 行を探します。
- [設定 をクリックします。 [手数料免除 ページが表示されます。
- エージェントがTMC手数料を免除できるようにするには、 [手数料免除 トグル(画面右上)を有効にしてください。この設定はTMC全体および配下のすべての組織に適用されます。
- また、エージェントが手数料を免除する理由を作成することもできます。理由を設定すると、エージェントは手数料免除時に必ずいずれかの理由(または「その他」欄への入力)を選択する必要があります。理由を追加するには、以下の手順で進めてください。
- [追加 をクリックします。[手数料免除理由の設定 ダイアログが表示されます。 理由の説明とコードを入力してください。
- [確定
- をクリックします。 [追加 をクリックすると、さらに理由コードを追加できます。 免除された手数料や理由コード(設定した場合)は、レポートで確認できます。
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